グジャラート州にテロ警報発令(2016年3月19日解除)

出典:http://indianexpress.com/article/india/india-news-india/gujarat-post-terror-warning-from-pakistan-centre-rushes-two-nsg-teams/

インド西部のグジャラート州にテロが潜伏中

3月6日(現地時間),インド西部グジャラート州当局は,テロリストが潜伏し,テロのおそれがあるとして,州内全域に警報(ハイアラート)を発出しました。報道によれば,これらテロリストは,パキスタンのテロ組織「ラシュカレ・タイバ(LeT)」及び「ジャイシェ・モハンマド(JeM)」のメンバーと見られています。

3月7日のマハ・シヴァラートリ祭を狙っているのか!?

7日は「マハ・シヴァラートリ」(Maha Shvaratri)と呼ばれるヒンドゥー教シヴァ神を祝う祭がインド各地で行われる予定であり,寺院を中心に多くの人出が予想されます。

ヒンドゥー教寺院、政府関係施設、外国人向け施設には近づかないように

グジャラート州に渡航・滞在する場合には,報道等により最新の関連情報の入手に努めるとともに,テロの標的となりやすいヒンドゥー教寺院,軍・警察・司法その他の政府関係機関の施設や車両,発電所等の主要インフラ施設,デモ,集会等には不必要に近づかないようにしてください。また,外国人が多く利用する施設や人が多く集まる施設(公共交通機関,ショッピングモール,レストラン,ホテル,バー,礼拝所,スーパーマーケット等)を利用する際には細心の注意を払い,不審な状況を察知したら速やかにその場を離れるなど,自らの安全確保に努めてください。

上記は全て外務省の海外安全ホームページより抜粋

 

パキスタンよりグジャラート州に侵入

3月7日午前7時20分更新された、インディアンエクスプレスの記事より概要抜粋します。

The National Security Guard (NSG) arrived in Gujarat on Sunday following intelligence inputs that terrorists had entered the state from Pakistan to carry out attacks on Maha Shivratri. High alert had been sounded across the state late on Saturday night, and a massive security arrangement was put in place over Sunday.

出典:http://indianexpress.com/article/india/india-news-india/gujarat-post-terror-warning-from-pakistan-centre-rushes-two-nsg-teams/

参考訳:Maha Shivratriを攻撃するために、パキスタンからグジャラート州に侵入した

Maha Shivratriとは、インドのヒンドゥー教のお祭りので、2016年は3月7日。

マハー・シヴァラートリーはシヴァ神の威光を称え毎年開かれている。単にシヴァラートリーと呼ばれることもあるが、厳密には年に12回催されるシヴァラートリーのうちで最も神聖な日取りに執り行われるものがマハー・シヴァラートリーと呼ばれる。

2016年は3月7日に予定されている。

出典:Wikipediaより

 

2016年3月19日に警報は解除されました。

在印日本大使館より解除のメールが配布されました。

●グジャラート州政府の警報(ハイアラート)の解除とそれに伴う注意喚起内容の変更

1 6日(現地時間),インド西部グジャラート州当局は,パキスタンのテロ組織「ラシュカレ・タイバ(LeT)」及び「ジャイシェ・モハンマド(JeM)」のメンバーと見られるテロリストが潜伏し,テロのおそれがあるとして,州内全域に警報(ハイアラート)を発出しました。
最も警戒されていた7日のヒンドゥー教の祭「マハ・シヴァラートリ」が終了し,現在は同州における警報は解除されましたが,引き続き,州及び市警察部隊に加え,「国家保安警備隊(NSG)」と呼ばれる治安部隊の増員,テロリストの捜索及び空港,駅,重要施設といった標的となりうる場所の警備強化が継続されています。

2 ついては,グジャラート州を含むインドに渡航・滞在される方は,上記情勢に十分留意の上,報道等により最新の関連情報の入手に努めるとともに,テロの標的となりやすい宗教関連行事・施設,軍・警察・司法その他の政府関係機関の施設や車両,発電所等の主要インフラ施設,デモ・集会等にはできる限り近づかないようにしてください。また,外国人が多く利用する施設や人が多く集まる場所(公共交通機関,ショッピングモール,レストラン,ホテル,バー,スーパーマーケット等)を利用する際には十分な注意を払い,不審な状況を察知したら速やかにその場を離れるなど,自らの安全確保に努めてください。

 


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